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アルファロメオは1910年にイタリアのミラノで設立されました。当初はアルファロメオではなく、「アルファ(A.L.F.A)」という会社名で、設立当初から高性能モデルの「24HP」でレース参戦を果たします。アルファロメオは創業当初からレースに意欲的に取り組んでおり、スポーツカーメーカーとしての地位を確立してきたのです。1923年には新しいレーシング用モデルの「RL」がレースで断トツの強さを見せます。このRLに初めてつけられた四つ葉マークの「クアドリフォリオ」は今でもアルファロメオ社のシンボルとなっています。
しかし、1930年代後半の世界恐慌や戦争の影響で経営難に陥ったアルファロメオは、1940年代に経営方針を変えなければいけませんでした。高級スポーツカーメーカーから量産化メーカーへと転換したのです。1950年にミドルサイズのセダン「1900」、1954年には初代「ジュリエッタ」、そして1962年に初代「ジュリア」を製造し、量産メーカーであることを確固しました。ジュリエッタやジュリアは今でもアルファロメオを代表する人気モデルですよね。
1986年、アルファロメオは紆余曲折を経てフィアット社の傘下となります。1997年にはヒットモデルの「156」が製造され、現在はセダンだけでなくSUV車の「ステルヴィオ」も誕生しました。残念ながら、ジュリエッタは2021年に生産・販売が終了してしまいましたが、未だに多くの自動車ファンに愛されています。Formula 1など多面にわたり活躍するアルファロメオ、新時代への挑戦はこれからも止まることはありません。
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