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3シリーズの歴史

BMWといえばどの車種が思い浮かびますか?1~8シリーズ、Mシリーズ、Xシリーズ、iシリーズなど多数のものがあります。そんなBMWの車種の中でも多くの人に愛されているのが3シリーズです。では、その歴史について少し触れてみましょう。

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1975年、ドイツのミュンヘンにあるオリンピック・スタジアムで最初のBMW3シリーズが世界に公開されました。当時革新的なデザインとスポーティな性能を備えた初代3シリーズは世界中を魅了しました。BMWの顔であるダブル・キドニー・グリル、ツイン・ヘッドライトの原点もこの初代3シリーズにあるのです。1982年には3シリーズの第二世代が誕生し、ツイン・ヘッドライドが標準装備されました。セダン発表の2年後にはカブリオレタイプと初のM3モデルがデビューします。最大出力238hpを持つM3はレース参戦を公式に認められました。

1990、97年に登場した第三、四世代ではセダン、クーペ、カブリオレ、ツーリング、コンパクト、そしてM3と様々なバリエーションが登場して、クルマ市場を賑わせました。デザインも見直され、約330万台、今までで最も売れたBMWモデルとなりました。2005年の3月にジュネーブ・モーター・ショーで3シリーズの第五世代を発表し、なんとそのわずか1年後に「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」を獲得します。デザインも新しくなりましたが、カブリオレやクーペなどの各モデルはそれぞれ全く異なるコンセプトでデザインされました。

2011年、3シリーズの第六世代を発表したBMWは、「電動化」という新たな道を走り出しました。エンジンのバリエーションに初めてハイブリッドが含まれ、全てのエンジンにターボ・チャージャーが搭載されました。この時に3シリーズのクーペ、カブリオレ、そしてグラン・クーペはBMW4シリーズとして独自に新しく構成されました。そして2018年、現行モデルの第八世代が誕生します。さらにワイドになったキドニー・グリルや前世代までの伝統的なデザインを引き継ぎ、"これぞBMWの3シリーズだ!"と言わんばかりのビジュアルと性能はこれからも世界中の人々を魅了していくでしょう。

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