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BMWの歴史

BMWというブランド名、「Bayerische Motoren Werke AG」、「バイエルン発動機製造株式会社」という正式名称であることは意外と知られていません。発動機製造会社の名の通り、BMWはエンジンメーカーですが、実は航空機用のエンジンメーカーとしてスタートしました。航空機用エンジンメーカーであったBMW、なぜ、そしてどのようにして世界を代表する大手高級自動車メーカーになるに至ったのか、その歴史について詳しく触れてみましょう。


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BMWは1916年、航空機用エンジンメーカーとして創業されました。第一次世界大戦の真っ只中、優れた戦闘機を作るため、戦争特需によりBMWの技術は大きく発展しました。「シルキーシックス」と呼ばれる絶品の直列6気筒エンジンを製造する技術は、この頃に培われていたのです。

航空機用エンジンメーカーとして発展したBMWでしたが、ドイツが第一次世界大戦に敗戦。BMWは航空機エンジンの開発・製造を禁止されてしまいます。そこでBMWは航空機エンジンの開発で培った技術をバイクの製造に応用します。エンジンの振動がシートやハンドルに伝わるのを抑えるため、一般的なチェーン駆動ではなく、自動車のようにシャフトで駆動力を伝える「シャフトドライブ」を採用し高い人気を得ました。

1929年、BMWは初の四輪モデル「Dixi 3/15PS」を製造。1932年には完全自社設計・開発の「3/20 AM1」を発表し、順調に成長を遂げていきます。しかし第二次世界大戦後、BMWは三年間の操業停止処分を受け、ドイツは東西に分裂され、その影響で倒産の危機に陥ります。そのピンチを救ったのがBMW初の小型車「1500」シリーズ。当時の乗用車を覆すほどのクオリティで、BMWはこの「1500」によって息を吹き返します。その後もBMW・02シリーズ、スポーツクーペ型の「3.0CS」が大ヒットし、BMWはスポーティーな高級自動車メーカーとしての地位を確立していったのです。

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