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初代「500」は1936年、世界恐慌によって低迷していたイタリアで、当時世界最小の量産車として誕生しました。その小さなサイズから、“トッポリーノ”(小さなネズミ)と呼ばれていました。1957年に新型の「ヌオーヴァ500」が登場。車両を小型化するために技術者たちはかなり苦労したそうです。ヌオーヴァ500の後継車として「126」が1972年に発表され、速度向上が図られました。
その後、1980年にデザイナーのジョルジェット・ジュジャーロがデザインした「パンダ」が誕生し、実用的な小型車として500と126の市場を継承します。1991年に「チンクェチェント」が登場し、98年には「セイチェント」=600に進化しました。
2007年に再度「500」が復活します。外装はヌオーヴァ500を引き継いでいますが、内装が少し変わり、また快適性も加味されました。2016年に商品改良を受け、最終的に現在のモデルへと変わり、その性能とコンパクトさ、そしてリーズナブルな価格から世界でも大きな人気を獲得しています。
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