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グループAホモロゲモデルとは
1987年、レースのホモロゲーション取得を目的に登場したのが75ターボ エボルツィオーネ。市販車ベースで500台のみ製造され、グループAカテゴリーへの参戦資格を得るための戦略的モデルでした。ベースは75ターボだが、見た目も中身も別物といえる内容です。
専用エアロと特化された設計
専用設計の大型フロントスポイラー、ボンネットダクト、リアウィングなどで空力性能を強化。ホイールアーチも拡大され、グリップ向上を意識したタイヤサイズに対応。エボルツィオーネ専用の赤いボディカラーとワイドトレッドで、ひと目で「特別なアルファ」と分かる存在感があります。


メカニズムの違い
エンジンは1.8L直列4気筒ターボをベースにしつつ、最高出力は155PS。数字だけ見れば控えめですが、車重は1100kg以下と軽く、FRレイアウトにトランスアクスル(後方 ミッション)を採用。重量配分に優れた設計が、当時としては異例のドライバビリティを実現しました。
アルファの“走り“のルーツ
75ターボ エボルツィオーネは、アルファロメオがまだ後輪駆動を主流としていた時代の最後の象徴的モデルです。その後、FFへ移行する中で、FR+ターボという構成は熱狂的ファンの記憶に深く刻まれました。希少性と技術的な背景から、今もコレクターズアイテムとして高く評価されています。

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