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サルーンに宿るグランドツアラー思想
ジャガーXJは、高級サルーンでありながら“走る歓び”を忘れない存在として誕生しました。快適な後席空間や上質な乗り心地を備えつつ、ステアリングを握れば軽やかに反応するシャシー。これは単なる移動の道具ではなく、長距離を心地よく走るためのグランドツアラー的発想です。XJは「運転する楽しさ」と「乗せる優雅さ」を高次元で両立した、ジャガーらしいサルーンでした。
XKが示した“走りの美しさ”
一方のXKは、よりドライバー寄りのグランドツアラー。低く流れるようなボディラインと、余裕のあるエンジンフィールが特徴です。速さを誇示するのではなく、伸びやかに走り続けることを楽しむ──それがXKの魅力。長距離ドライブでも疲れにくく、景色と対話するような走りを提供してくれます。XJと同じ思想を持ちながら、より感性に訴えかける存在です。


過剰にならない上質さ
XJとXKに共通するのは、必要以上にスポーティさを強調しない姿勢。内装も派手さより落ち着きを重視し、ウッドやレザーを用いた英国的な空間が広がります。どちらのモデルも「主張しすぎない高級感」を大切にしており、長く付き合える一台として支持されてきました。この控えめな上質さこそが、ジャガーの美学です。
電動化時代へ受け継がれる哲学
現在ジャガーは電動化ブランドへと大きく舵を切っていますが、XJとXKが築いた価値は失われていません。速さやスペックではなく、乗る人の感性に寄り添うこと。静かで、なめらかで、美しい移動体験。このグランドツアラー哲学こそ、これからのジャガーにも受け継がれていく核となる考え方です。

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