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レンジローバー初代の誕生

1970年に登場した初代レンジローバーの存在について

オフロードと快適性の融合

初代レンジローバーが登場するまで、四輪駆動車は実用一辺倒の存在でした。ランドローバーはそこに「快適に長距離を走れる」という価値を加えます。フルタイム4WDとコイルスプリング式サスペンションを採用し、悪路走破性とオンロードでの乗り心地を両立。当時としては画期的な発想で、農道から高速道路まで一台でこなす万能性を備えていました。

機能美としてのデザイン

初代レンジローバーのデザインは、装飾を排したシンプルな造形が特徴です。直線的なボディ、広いガラスエリア、水平基調のライン。これらはすべて視界の良さと実用性を優先した結果でした。しかし、その合理性こそが独特の美しさを生み、後に“モダンクラシック”と評される存在になります。1970年代のクルマでありながら、今見ても古さを感じさせません。

上質さへの進化と評価

当初はシンプルな内装だったレンジローバーですが、時代とともにレザーシートやウッドパネルが追加され、高級志向が強まっていきます。その完成度は美術館にも評価され、初代レンジローバーはパリのルーヴル美術館に展示されたことも。単なるオフローダーではなく、「デザインと機能を両立した工業製品」として認められた瞬間でした。

現代SUVの原点として

現在のレンジローバーは、ラグジュアリーSUVの象徴的存在となっています。その源流にあるのが、1970年の初代モデル。走破性・快適性・デザインを一台で成立させるという思想は、今も変わらず受け継がれています。初代レンジローバーは、SUVというカテゴリーそのものを定義した“原点”として、今なお特別な存在です。

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